山形短期大学公開講座「民話を掘り起こす」開催(2005.11.14)
 11月10日から12日まで3日間にわたって、山形短期大学公開講座「民話を掘り起こす」が遊学館で開催されました。
 11月10日(木)は、佐藤晃総合文化学科教授が「民話資料の保存」について講演しました。民話の語りを録音テープに録り文字化していた従来の方法から、デジタル化して保存し公開する新しい方法についての内容でした。
 11月11日(金)は、佐東治子ども学科助教授が「民話と美術」について講演しました。絵本として流布する民話の実態を、美術の視点から再認識する内容でした。美術界の動向と絵本での表現方法が連動しているという意外な事実、昔話絵本におけるイメージを広げるメリットとイメージを固定化することのデメリットについても言及されました。
 11月12日(土)は、尾花沢市むかしを語る会の大類孝子氏による口演「民話の語り」、山田厳子弘前大学助教授による講演「編み上げられる『物語』−知識から『話』へ」、武田正総合文化学科学教授の講演「民話を掘り起こす」がありました。会場に入りきれないほどの盛況でした。
 60代の女性は「大学の研究らしい素晴らしいお仕事で感激しました。この講座に参加できたのはものすごく嬉しいことです。素朴な語り手の声をそのままCDにしてくれたことも驚きでした。それが聞きたいのです。その土地のものに少しだけ変えられた話は、土地柄もよくわかり勉強になります」と語ってくれました。