« 総合文化学科「卒業研究要旨集」刊行   やまたんNews 一覧へ  平成19年度学位記・修了証書授与式(1)  »

留学生別科が『修了スピーチ集』刊行 

 3月14日(金)、留学生別科が『2007年度 修了スピーチ集』を刊行しました。
 このスピーチ集は、2月1日(金)に開催された「留学生別科修了スピーチ発表会」の原稿をまとめたものです。林曙現(イム・ソヒョン)さんのスピーチを紹介します。

見栄っ張り東京旅行
 夏休みが始まると、寮が閉寮になってしまい、私の居場所がなくなりました。困ってしまいましたが、いろいろ考えて前から行きたかったある所に行くことにしました。東京! 韓国にいた時にも東京という所にあこがれをいだいていました。旅行をする一ヶ月前からガイドブックを買って計画を立てました。一方、心配もあったんです。私の集めた情報によると東京では地方の人は無視される、人情味のない所だそうです。絶対無視されたくないと思った私は結局自分である三つの「きまり」を考えました。そのきまりとは。

    1.絶対道を尋ねたりしない。
    2.服装は旅行者みたいに見えないように。
    3.話はできるだけしないように。

ということです。
 そのきまりを心に刻みつけて東京に向かいました。初めの日には渋谷や原宿へ行ったのですが、旅行者の服装に見えないように8センチのハイヒール、ワンピースを着て行きました。30度を越えたむし暑い日・・・一時間歩くと汗にまみれて服がぬれてしまったのです。ハイヒールで4時間も歩いて足がガタガタふるえました。足がもつれてハイヒールが飛んでしまい、ある男の人に笑われてしまいました。そんな恥ずかしい経験をしても見栄っ張りをやめられませんでした。翌日、新宿へ行きました。その日もやっぱり8センチのハイヒールとワンピース。有名なショッピングセンターに行きたかったけど全然見つかりませんでした。でも私のきまり第一の「道を尋ねたりしない」というのがあったので、ごうまんな態度でまるでだれかに会いに行くように歩いたんです。3時間迷っても見つけられず、足が折れるような苦痛で近所のトイレに行ってスニーカーにはき替えました。悲惨な体験でした。服を買おうとしたときに店員に話しかけられても、決まっていないスタイルや、たどたどしい日本語がばれないようにするため、無表情で、「うん‥・あまり‥・」と答えたりしたんです。夜にホテルに帰るとき、ホストみたいな男とかおじさんに話しかけられ、心の中ではすごく怖かったんですけど、本当の東京の女の人みたいに堂々と、「忙しい・・・」とことわったりしました。写真を撮ることも、なんとなく東京の人らしくなかったので一枚も撮れなかったです。今思い出すとバカだったと思います。そんなバカな行動で何を得たのかと、後悔しています。
 これから旅行するときは必ず気楽な服装で、写真もいっぱい撮ります。ジェョンさんは一泊二日で東京を全部巡ったんですが、私は一週間も東京にいたのに渋谷、新宿、原宿、横浜、池袋しか行けませんでした。見栄っ張り旅行の、実に残酷な結果でしょう。若い女の子たちは私みたいな過ちはしないでほしいです。

 関連記事【(2008.2.3)(2008.2.3)(2008.1.31)(2007.3.14)(2007.1.30)(2007.1.30)(2007.1.30)(2006.2.3)

お知らせ